26歳女性
「どうされましたか?」
「三週間前から顎が痛いんです。もともと首も悪いんです。じっとしていても痛いんですが、上を向くともっと痛くて。上を向くのが恐いんです。」
「原因は?思い当たるようなことは無いですか?」
「特に…。」
「でしたら体質から治さないといけませんね。生理についてお伺いしてもいいですか?」
「生理痛はひどいです。生理前はイライラするし下痢しやすいです。生理中は食欲が落ちるし、眠くなります。」
「ストレスはどうですか?」
「仕事のストレスもあるんですけど…。小さいころから熟睡できた覚えがないんです。」
「小さいころから…。なにか、家庭環境とか、変わったようなことはないかなあ…。」
「小さいころから母と仲が悪くて…。」
「そーかー。分かりました。原因があるから今の症状があるんでね。原因を取っていきましょう。」
ストレスからくる気滞 (循環機能障害) がかなり強い。瘀血も形成していると診断。同時に肝脾不和による脾の弱り (正気の虚) もあるので注意しつつ。
右臨泣に一本鍼を打つ。
〇
2診目。
「どうですか、その後」
「かなり楽なんです。顎の痛みもましだし、体の重いのが取れました。熟睡できるようになりました!」
「あれ?首が細くなりましたね。前は腫れてたんやなあ。」
〇
3診目
「顎の痛みは無くなりました。首は上を向くと痛いけど、前の半分になりました。上を向くのは恐くなくなりました。体全体が楽です。」
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