ナスを味わう

茄子 (かし)
【気味】甘、寒。
【主治】清熱解渇、利水道。
出典:李時珍「本草綱目」1596 (中国明朝)

[解説]
ナスは漢方ではカシと呼ばれ、甘味 (体力を補う) で、寒性 (邪熱を冷ます) の薬効を持ちます。

邪熱による喉の渇きが止まらない時、また小便の出が悪いときに効果があります。
鍼灸なら、魚際・照海・後渓など。

漢方的な薬膳の考え方は、船に例えると分かりやすい。
船は右や左に傾くと沈没の恐れがありますね。
そのとき、もし右に傾いたら左に押せばいい。左に傾いたら右に。
体質が冷えに傾いたら温める薬を、熱に傾いたら冷ます薬を用います。

ナスは、われわれの食卓にのぼるほどボヒュラーになっている。
歴史的淘汰をくぐり抜けた食材です。
ということは、右にも左にも偏らない中庸 (ちゅうよう) を得た食材ということが言えます。
どんな体質の人にも合う。
甘味で補う作用は、いわば船体を大きくする働き。
大きい船は少々の波では傾きません。

ただし、やや熱を冷ます方に働くので、船体が少し熱に傾いたときに食すべきであると言えます。
つまり、熱の盛んな夏に食べれば体力・健康増進につながるということ。
旬を考えないで寒い時期にナスを食べると、冷えに傾いた体をますます冷やすことになります。
地産地消・露地栽培の重要性が分かります。

むずかしい話は以上。

晴天のある休日、

我が家の無農薬菜園で、こんなナスを収穫。

すぐ食べてしまうのはもったいないですよね。ね?

目を入れて、なすび畑で記念撮影。

窓辺にたたずみ何を思う…。

ウォーリーをさがせ!的な。

いちいち視線を感じる!

こんな仮装も、味わい尽くす。

協力:次女 (中三・受験生)

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