お医者さんも、如何!?

17歳。女性。

10月19~22日まで、中間テスト。みっちり勉強したらしい。
23日は日曜日で休み。
24日は半日授業。
25~29日まで北海道に修学旅行。
1~3日目は、新千歳から十勝・釧路で、気温はここ奈良と大差なかったが、空気が乾燥していて、ノドがカラカラ。
4日目、知床に移動。寒さが「えげつない」。
5日目、網走。寒さは「知床を超えてた」。

1日目からカゼをひく子もかなりいたらしいが、知床についてからは、ほとんどの子が体調を崩す。

本人は、4日目から体がだるくなる。
5日目に鼻水が出る。吐く息が熱っぽい。
5日目の昼食後、帰路につく。バスでずっと寝ていたので夕食は食べず。
午後10時半に帰宅。サンドイッチを食べながら土産話。午前0時就寝。

翌日午後2時に起きてお茶漬けを食べる。
この時すでに体調最悪。だるい。鼻水。ノドは痰が詰まってガラガラ。
すぐまた寝て、午後6時に起きた。
もう眠くないのに、だるくて動けない
しんどくてしゃべれない。熱っぽい。顔が赤い。食欲はある。ノドは痛くない。

鍼治療を受ける。

【望診】
外感病を疑い、気色診を行う。眉間に注目するが、正常。外感病ではない

【脈診】
左右とも沈脈。陰経の穴処の可能性。幅は±。補法もしくは平補平瀉の可能性。

【腹診】
臍の反応から、心神に異常なし。心神の治療は除外。
章門の邪気の左右差はなく、そろっている。詳しく言うと、左は表面に邪気が浮いて、深部は空虚。右は深部に邪気が沈んでいて、表面は緩んでいる。正気を補いながら邪気を瀉す必要がある。
左不容に気滞。
左下章門に営血分の熱。
左不容がメインなので、気滞をとれば営血分の熱は勝手に取れる
空間診は左上。

【治療】
左上の穴処で、正気を補いながらも気滞を取るに適した穴処、しかも陰経の流注する穴処を探る。左百会に反応。

3番鍼で左百会に 処置。

左章門と同じく、左百会も表面に邪気が浮いて深部が空虚になっている。まず、左百会の穴処に鍼を接触。深部の正気を補いながら、表面の邪気を緩める。その後、刺入。深部に正気が充実するのを感知し置鍼 (補法) 。5分後、抜鍼。刺入部位を指で押さえない瀉法の手技。

【脈診】【腹診】
脈が中位まで浮く。浮位・沈位ともに力あり、幅あり。まだ推進力がない。
不容・章門の反応は無くなっている。
章門は右が充実・左は空虚。つまり、まだ消長している過程。 平衡状態となるまで10分休んでもらう。

【脈診】【腹診】
脈に推進力が出る。左右の章門が同等に充実。

「どう?」
「ん?もう元気。」

ウイルス感染の可能性は高いが、東洋医学的診断では外感病ではない。
なので勝負が早い。

ちなみに、この患者、ウチの娘。
治療が終わって、すぐ夕食。
寄せ鍋を大量摂取後、饅頭を食べて機嫌よし。
GreeeeNの「キセキ」をエンドレスで歌ってる。

お医者さんも、ご勉強になっては如何!?
大切なご家族のために…。
家庭の医学としても、鍼灸は使える。
楽しい、有難い、うれしい。

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