芒種


二十四節気の続編、今回は芒種です。
今年は6月5日から6月21日までが芒種となります。
芒種とはイネ科の種子のことで、モミまきが行われる時期だったようです。
現代では、保温のためにシートで覆うため、モミまきは一か月ほど早く行われます。
なので、生育状況は上の写真のとおりです。

ただし、ここ飛鳥地方では、例年とは少し様子が違うようです。
地元の農家さんのお話によると、「苗が全然伸びてこない」とのこと。
田植えは少し遅くなるらしいです。

暦通りにまいたモミが暦通りに田植えできない。
やはり、今年は寒いんでしょう。
こういうことは、天気予報で聞くよりも、ずっと説得力があります。
その地域地域で気候には微妙に差はあるだろうが、この地域に関してはイネの生育が遅い。

これも物候です。
肌で感じる気候よりも、目で確かめられる物候の方がよくわかる。
その他の物候としては、ビワの実が色づいています。アジサイが咲き始めています。

空気は非常に乾燥し、風は涼しく、晴天の日が多いです。5日ほど前に激しい風と雷雨があってから、特に爽やかになりました。上空に寒気が入っているらしいです。
これが稲の生育には良くないのでしょう。

運気論的には、芒種から夏至にかけては一陰五陽、もうすでに陰が生じます。陽が成長・拡散ならば、陰は静止・収斂です。目に鮮やかだった新緑が深緑になってきていますね。これは陰の力が働いてきているからだと言えます。

今年は木運不及の年です。木運を抑制する燥金の気が盛んになるため、清燥の気が盛んになり、乾燥と火熱が交互に来るとされます。
また今年は陽明燥金が司天の年です。やはり清燥の気が盛んで、乾燥と風熱が交互に来るとされます。
このように清燥と火熱がダブルとなっており、そういう性質が極端な年ということになります。
今の気候は、それとうなづけるものがありますね。

こういう気候ですから、体も乱れやすくなっています。
正気の虚を補うべき日はしっかりと補い、邪気の実を瀉すべき日は的確に瀉す。
そのうえで、正気と邪気を一度にバランスをとる術も心得ておかなければならないと思います。

基本としては、腹診で生体が邪気を表現できているかどうか。
ここに着目しています。

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