小暑


二十四節気の続編、今回は小暑です。
今年は7月7日から22日までが小暑です。

小暑から大暑にかけては二陰四陽、陰の季節である冬の序章はもう始まっています。
雑木のみずみずしかった新緑は、硬くて丈夫な深緑の葉に変わりました。
冬の厳しい寒さに耐える準備です。

一方、気候は一年で最も暑い時期を迎えようとしています。
そして、その前の過程として訪れる湿気、むす季節。

ここ飛鳥地方での感覚として、普通なら6月20ごろまでは湿気はあるが寒く、梅雨前線は紀伊半島南岸あたりに停滞し、いわゆる梅雨寒 (つゆざむ) があり、20日を過ぎたころから前線が若狭湾沖まで北上して太平洋の暑く湿った空気が入り、蒸し暑い梅雨になり、7月20ごに梅雨が明け、本格的な猛暑となるのが通常です。

ところが、今年に関しては、6月20日ごろまでが乾燥して雨がなく晴天続き、20日以降は湿気と暑さが急に入ってきた印象です。猛暑も何度かありました。

梅雨寒的な湿気を経験しないまま、きつい暑さと湿気。この影響を受けた人は少なくないと思います。ここ一週間ほどは食あたりでもないのに食あたりの症状を起こす人が数人いました。それほどでなくとも少しおなかが痛いとか、気持ち悪いとかいう人が蒸し暑さのきつい時期に見られました。

おそらく、慣れてないんだと思います。梅雨寒 (寒湿) は大切なんだなと思いました。

また、こういう側面もあります。蒸し暑くなってから、脈に力が出てきた印象が全体としてあります。6月前半は明らかに季節が進んでいませんでした。このころは脈に力がありませんでした。しかし、後半はその時期らしい気候になり、いや、その時期としては進みすぎるくらい季節が進んでいる印象です。こういうものが正気の盛衰、邪気の盛衰と深くかかわるということがよく分りました。

こういう気付きも異常気象があればこそです。
異常を知ることによって正常をより深く知る。
異常を陰とすると、正常は陽。
より物事を深く認識するために、この陰と陽の使い方は大切だと思います。

それにしても、近年の気象の烈しさ、自然の牙のむき方は恐ろしいものがあります。
極端さ。スピード。激しさ。
これらはすべて火。熱です。
温暖化により、地球そのものが病んでおり、熱の症状を呈しています。
人間の欲が作り出した症状です。

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