リウマチ…初診

ご婦人の患者さん。

リウマチ。

今日が初めての治療。

症状・経過・その他の所見、二時間かけて詳しく聞く。

患者さん「あちこちが腫れて変形して・・・。
右膝が特に痛いんです。立ち上がる時とくに・・・。」

「雨の日とか、寒い日とか、痛みはどうなります?」

「関係ないみたい。とにかく立つときが痛いんです。」

「お風呂に入ったら、どうなる?」

「先生、それがメチャクチャ楽になるんです。」

「そうですか。でもずっとお風呂に入ってるわけにもいかんしなあ。」

「ハイ、そうなんですよー。」

お風呂に入って楽になるのは、気の段階 (機能の段階) だからだ。

症状は激しくても治りやすい!

とはいえ、リウマチである。

免疫抑制剤を多年に渡り服用している。

左右の太衝を視ると、ツボが大きく緊張し、沈んでいる。

しかも左右の差が全くない。

左右に差が無ければ、生体は動かず、回復もしない。

ここで左の胆兪に鍼。

もう一度太衝を視ると、ガラリ様相一変し、左右差がハッキリしている。

だが、まだツボは浮いてこない。

百会に鍼。

鮮やかに太衝が浮き、左右差が取れる。

これで、右膝の流通も回復しているはずだ。

「先生、わたし、鍼すきですわ。なんか気持ちよくなってきました。」

「そうですか。たった二本しか刺してないけど、
体はダイナミックに動いているんですよ。」

「へえーーー。」

「なんとなく、膝もいい感じでしょ?」

「いやー、それは良く分かりません。」

「そうですか、今日はこれで様子見ます。起きてもらって結構です。」

帰りの受付を済ましておられる彼女に声をかける。

「ベッドから起きる時、膝どうでした?」

「先生!それが全然痛くないんです!」

「ははは、そうですか、良かったなあ。体はダイナミックに動いているんですよ。」

「なんか、足全体が軽いんです!」

「五十、六十歳台に頑張り過ぎたからこうなったんやな。
体がそれをストップさせようと痛みをだしてるんやから、
楽でも無理したらあきませんよ。
大切なことは、まず痛みどめの薬を減らすこと。
そのためには痛みをこうやって取っていくことです。
その先に免疫抑制剤もやめられる日があるんだ、ということを意識しておいてください。
薬を減らしてよいかどうかは、こちらで指導します。
どちらにしても時間はかかるから、根気よく続けてくださいね。

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