脊椎圧迫骨折 (2)

年配の女性。ひとり暮らし。

圧迫骨折の腰痛が随分ましになってきている。

ただし、痛みが減った分、活動量が増えすぎている。

腸から出血しやすく、体力を増して予防する必要がある。

この冬は活動を控えるよう指導している。

「お正月はゆっくりできましたか?」

患者「はい、どこへも行ってません。
友達と近くのホテルで一泊してお正月を迎えました。」

「へー、家でゆっくりしてたらええのに・・・。」

「ひとりでお正月迎えるのはさびしいし、
ホテルでは夕食いただいて寝るだけだから・・・。」

「うーーーん、これはバーゲンやな。体力を安売りしすぎや。
大事なモンは蔵にしまって、温かくなったら外に出すんよ。
ちょうど春に種まくみたいに・・・。」

「先生、ホテルで泊まることもできなかったら、私、ストレスたまりますわ。」

「そっか・・・。」

・・・緊張から拡散を経て、崩壊する。
崩壊すると、再び凝集を始め緊張 (形体) が生まれる。
宇宙の星もそうらしい。

東洋医学は2000年前、すでにそういう思想を持っていた。
陰陽論だ。
今、この女性は明らかに寿命を縮めようとしている・・・。

今日の治療開始。
いつもの体力を補う治療に、
今日は、頭の百会の鍼をプラス。

この百会は、拡散 (バーゲン&腸出血) の原因となる緊張 (ストレス) をゆるめることで、
凝集する力 (蔵にしまっておく力) を引き出すことを目的としている。
その後、来院する度、百会を加える。3診ほど続ける。

最近、表情に何となく落ち着きが感じられる。

「調子は?」

「娘と孫が帰ってきて、バタバタしてる割に大丈夫なんです。」

「頭の鍼、よく効いてるんですよ。」

「そうなんです先生。頭の鍼していただいてから、すごく調子いいんです。」

「そうやな、なんかシックリくるでしょ?」

「ハイ。」

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