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新しい予防医学、漢方の歴史に学べ

 「黄帝内経」という中国漢代の書物に、「未病を治す」という言葉が見られる。未(いま)だ病気ではないものを治療する、つまり予防医学のことである。病気になる前に、早期に原因を解決することの重要性は、時代と場所を問わない。  予防医学での最も大き...
2020.10.11
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生活習慣病

  例えば、深酒という生活習慣がある。これは肝硬変につながりやすい。こんな大病を引き起こすのは、悪い習慣がなかなか改められないからである。なぜ習慣が変わらないのか。  まず、お酒を飲んでいて、いきなり肝硬変になるはずはない。毎晩の深酒によっ...
2020.10.11
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メタボ検診義務化によせて

私は漢方医学を専門として臨床に携わってきた。もともと漢方では生活習慣改善による予防医学が大きな柱であり、当然私のテーマもそれである。昨今、いわゆるメタボ検診の義務化など、生活習慣病がにわかにクローズアップされつつある。生活習慣病の本質とは何...
2020.10.11
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病気にならない治療にこそ価値観を

昨今、メタボリック症候群という言葉が急速に広まるなど、生活習慣の見直しが重視されるようになりつつある。生活習慣が、病気の温床となる悪い体質と関係が深いからだ。しかし、医療の現場が、生活習慣改善に力を注げるシステムになっているかどうかは疑問で...
2020.10.11
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大自然の循環、健康に生かせ

漢方では、体を養ううえで大切な要素があるとする。それは季節である。季節とは、春夏秋冬のことだか、それに対応して「生・長・収・蔵」という言葉がある。春に生まれたエネルギーが、夏に拡大・成長し、それが秋には縮小・収束され、冬は蔵して静か...
2020.07.05
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熱中症パラドックス…暑いときに熱いものを食べる…

暑い夏は熱中症予防のためにも体温を下げることが必要だ。 体温調節は、熱中症や低体温にならないための重要な生理作用である。そもそも体温調節は、外気温の暑さ・寒さの変化に対応するためのもので、皮膚の温度受容器によって感知される変化を起点として...
2020.10.14
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冷たい飲食、無関心のままでよいのか

漢方医学では「形寒・飲冷は則ち肺を傷 (やぶ) る」という。端的に過ぎる表現はこの医学に独特である。 「形寒」とは寒い外気にさらされること、「飲冷」とは冷たいものを飲食することである。「肺」は呼吸や皮膚を健全に保つ能力を持ち、現代医学...
2020.07.05
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「日本の名医」に鍼灸師が選出?

「2016年版 国民のための名医ランキング −いざという時の頼れる医師ガイド全国名医276人厳選−」 という本に、医師以外の人が選ばれました。 藤本蓮風という鍼灸師です。 鍼灸師は、そもそも「医師」ではありません。 日本の法...
2020.07.05
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移植医療がゴールではない

 臓器移植法の改正によって、脳死は人の死であるという概念が法のもとで認められることになった。その目的は、臓器を生きたまま取り出し治療に利用するためだ。日本の医療もとうとうここまで来たかという思いを禁じ得ない。  私は医療に携わる者の一...
2020.07.05
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ピロリ菌…賛否両論に一石

ある患者さん (70代) 。持病として耳鳴りを持っておられ、ここ数年は完全に治まっていた。ところが、この耳鳴りが急にひどくなったと言い出した。もともとストレスで耳鳴りが増していたので、ストレスを疑ったが、特にない。変わったことといえば、直前...
2020.07.05
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ステロイドで迷ったら…東洋医学的見地から…

やめた方がいいのか、使った方がいいのか。いろんな意見が飛び交うステロイド。われわれは、これと、どう付き合っていくべきなのか。普段とは、少し違う角度から見てみましょう。まず、ステロイドが処方されることの多いアレルギー疾患から考えていきます。 ...
2020.07.05
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漢方技術を生かした診断方法の確立を

そもそも、健康とは、という問いに答えるのは難しい。たとえ病気でも今まさに回復に向かおうとしている状態もあれば、健康でもこれから病気に向かう直前の場合もある。これを、どちらのほうが健康であるとするのか。  人の一生には健康と病気という、繰り返...
2020.07.05
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本能との付き合い方を探ろう

私には3人の子供がいます。美男美女とはいきませんが、それでもそれぞれかわいらしい顔をしています。人間を作り出すのは人間です。これは間違いないのですが、「つくる」という言葉に、少しおこがましさを感じることがあります。一から図面を起こして、材料...
2020.07.05
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正しい医療のために「疲労」の考察を  

  薬の依存症は医療問題の中の一つである。典型的な例といえるリタリンという薬は、処方できる医師を制限することによって物議は一応収まったが、医療全体にわたる課題を浮かび上がらせたともいえる。   リタリンは、体のだるさなど、疲労感を消してし...
2020.07.05
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「体」考…人はなぜ葬るのか…

 愛する人が死んでしまった。でも悲しんでばかりはいられない。残された家族には大切な仕事が待っている。とにかく死体を放っておくわけにはいかないのである。現代の技術なら、眠っているのと何ら変わらない状態で永久保存もできるだろう。それが火葬と同じ...
2020.07.05
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躁と鬱の観点から見えるもの

 調子に乗って無理をすると、すぐ風邪をひく。体が思うように動かない。そんなときはこう考える。このつらさのおかげで疲労が取れ、また元気に働けるようになるのだ。だが、どう思おうが思うまいが、風邪が治るまで寝ているしかない。そうこうするうち、また...
2020.07.05
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脳死問題、もう一度考えよう

臓器提供の条件緩和などを盛り込んだ臓器移植法の改正案について、今国会 (※当時) で成立をはかる動きが強まっている。脳死移植に関する論議が再燃しそうな気配だ。 解剖学者の養老孟司氏は、脳死が人の死かを論ずる前に、そもそも我々の体は「自...
2020.07.05
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生活習慣病と地球環境問題

  一人ひとりが持っている心、これは東洋医学の大きな要素である。心身一如という観点に立つこの医学は、主観に古くから注目していた。主観とは、感じたり考えたり行動を起こしたりする自我のことであるが、これはそもそも脳の働きである。脳科学的...
2020.07.05
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